立飛カラス

経歴

剣術の名家に生まれたカラスは、幼い頃から次期当主候補者として期待されていた。望みさえすれば不自由なく人生を謳歌することもできただろう。
しかし彼はその道を蹴って、「財団エージェント」という危険な仕事を選んだ。

我々の世界でも彼の故郷で起こったことは認識している。そして、彼はその事案の中でただ一人生き延びた人物であり、文字通り「世界最強の生物」となった。

何度か彼の旅行談を聞いている。その度に、私は彼の物語を埋もれさせておくには惜しいと感じている。

リソースは足りていないが、幸い一番最初に彼が話した旅行談から記録は残っている。故に書き起こすことは容易だ。焦る必要はない。

人物像

多元宇宙旅行である彼について、その豊富かつ数奇な経験故に、私は彼の本性を──善人であるとか、悪人であるとか、そういった大まかな分析すらできていない。それはきっと、これからも同じだろう。
それでも、彼の旅路には今は無き彼の故郷に対する後悔と負い目、そして「二度と悲劇を繰り返さないように」という祈りと決意があること、そして貪欲に挑むチャレンジャーであることを私は認める。

彼の旅には常に役割が存在した。与えられた役割に殉じる限り、その世界への滞在が許されてきた。私が聞いてきた限りの旅行談だけでも相当な数、その役割を全うしている。
その中にはその世界の倫理や常識、価値観、時には性別の境界線すらも超えて、誰にも理解されることのない孤独な道を歩まねばならないケースもあった。
ただでさえ旅は孤独なものだ。国内であっても、ほんの少し遠出するだけで自分とその地域の人間との乖離性に気付かされる。海外に行けば言語の壁が立ちはだかる。時を超え、星を超え、世界をも超えて旅をしてきた彼が一体どれほど孤独な存在か、我々には理解すら及ばないだろう。
そんな彼が、例外的に役割無く我々の世界にやってきた頃(正確には私と出会った頃)、「自分のようなロクでなしが、君たちの世界にいても良いのだろうか?」という問いを受けた。この世界でも孤独を感じ、今でも不意にその壁にぶち当たることがあるように見受けられる。
しかし私は知っている──彼の祈りは既に成就していることを。

願わくば、彼が真の英雄であることを、我々以外の人々にも記憶し続けてもらいたいものだ。

── 81NOディレクター・YØT

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「立飛カラス」はSCP財団を由来とするキャラクターという背景があります。そのため「立飛カラス」についてはSCP財団に適用されているライセンス(利用許諾)であるクリエイティブ・コモンズ 表示-継承 3.0 (CC BY-SA 3.0) ライセンスが適用されています。
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立飛カラス - CC BY-SA 3.0
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